秋田の竿燈(かんとう)まつりの音色と提灯の彩りが素敵です。

8月3日~6日まで秋田市で開催の竿燈まつりを見に行ってきました。

東北は夏祭りが盛んなところです。

2009年の青森ねぶた
青森県はねぶた祭りが有名ですが、青森市の他にも弘前市、五所川原市でもそれぞれ違った味わいのねぶた(ねぷた)を見ることができます。

2011年のたちねぷた

私は弘前ねぷたはまだ見たことがないんですけど、青森ねぶた五所川原の立佞武多(ごしょがわらのたちねぷた)は何度か行ったことがありまして、どちらも豪快な大きさでありながらも繊細なねぶたに感動しました。青森ねぶたはハネトの盛り上がりも印象的ですしね。

2007年の盛岡さんさ
岩手県は盛岡さんさが有名で、数年前に知り合いに誘われて見に行ったのですがミスさんさの優雅さと、どこまでも続く上品なさんさ踊りに圧倒されたのを思い出します。

他には仙台の七夕、山形の花笠まつりも有名ですけど、まだじっくりと見に行ったことがないので今後の楽しみにとっておいてます。

秋田県は竿燈まつりを初め、能代ねぶながし、花輪ばやし、大曲の花火などなど夏祭りをあげていくと小さなものから大きなものまで、夏の間は忙しくいろんな祭りがあります。こんなに祭りがあったんかと気づいたのは、大人になってからのことですけどね。

県外にしろ県内にしろ、こんなにたくさんの祭りを身近に見られるって東北ならではなんでしょうか。他の場所に住んだことがないのでちょっとよく分からないですけども。

秋田の竿燈まつりの様子。2014年版。

今年はその中の秋田市で行われている竿燈まつりを見に行ってきました。

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18時すぎには、各町内や企業、大学などから竿に提灯をつけた竿燈や笛や太鼓などの山車が市役所や県庁のある竿燈大通りに集まってきます。

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19時半ころから、太鼓や笛のリズムに合わせて一斉に竿燈が上がり出します。このあげる瞬間もいいんですよね。近くで見ていると竿燈をあげる差し手のエネルギー感じます。

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ちょっと遠めに見ても、提灯の彩りがなんとも鮮やか。全部で約260本の竿燈があがり、提灯の総数は約10,000個とか。※パンフレット参照

そんなにあったとは。。

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差し手(竿燈をあげる人)はいろんな技をもってまして、片手だけでなく肩や腰などに竿燈をのせてバランスを保ちつづけます。竿に長さを継ぎ足していき、難易度の高い技も見せてくれるところもあるんですけど、人混みで差し手の写真撮れなかったのが悔やまれる・・・。

時々バランスを崩して竿燈が倒れたりもするんですけど、これもスリルがあって観客も盛り上がるんですよね。

とにかく人混みがすごいのでゆっくり見るなら桟敷席買った方が間違いないです。

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竿燈ならではの笛と太鼓の音色もいい。

夜の部は観光客も多いし露店もたくさん出てて、ご当地グルメが食べられたりしますけど、人混みで差し手(の演技をじっくり見るのは難しかったりします。

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なので、4日からは昼竿燈も駅前付近(県立美術館の前の広場)でやっていて、どんなふうに竿燈をあげているのかをよく見ることができます。

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しかし秋田に住んでいながら始めて昼竿燈を見たんですけど、この高さの竿燈を支えるってすごいなあって只々感心しました。

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竿燈の重さは大きい物で50kgもあるそうで、これをバランス取りながら支えるってすごい集中力ですよね。

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痛くないんだろうか・・

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昼竿燈は、技術の高さが競われるので夜の部とはまた違った竿燈が見られます。

夜の竿燈はだいたい1時間くらいがメインなので、オススメはお昼には秋田市内にきて頂いて、昼竿燈も見つつ夜の竿燈も見て宿泊してゆっくりしていってもらうのがよいのではないかなあと思います。

今年は最終日は雨に降られてしまったのが残念。でもまた来年も見に行こうと思います。

参考:(竿燈の音が出るのでご注意下さい)
秋田竿燈まつり-Akita Kanto Festival- 国重要無形民俗文化財

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